2007-11-11 ■ 桜が舞い散る様は歓喜を現すんだと聞いた。 桜色に染められる、 赤いナンバーを背負った、まだ華奢な肩。一片が髪に絡んで、落ちる。紙吹雪が舞ったように思えた、俺の記憶の中繰り返し流れる時間。 感激が繰り返し押し寄せて、言葉が空回りする。やっとたどり着いた場所への道。 柔らかに染まった花びらを散らして、少し前を歩く背。